11 10月 2025 - 22:12
Source: Parstoday
ドイツ、イスラエルの対イラン12日間侵攻に関与

イランの英字紙「テヘラン・タイムズ」が独占記事で、去る6月のシオニスト政権イスラエルによる12日間の対イラン侵攻にドイツ軍が参戦していたことを明らかにしました。この記事は、ドイツの対イスラエル支援が政治的立場を超え、軍隊の派遣や現場での協力にまで至ったことを示しています。

テヘラン・タイムズ紙によりますと、去る6月にイスラエルがイランの軍事・民間施設に加え、核施設を12日間にわたり攻撃した際、ドイツはイスラエルの行動を公然と支持した数少ない国の一つでした。当時、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相はイスラエルが「西側諸国のために汚れた仕事」をしていると発言し、ドイツとイランの世論の感情を逆撫でした形となっています。

この報道によれば、ドイツはイスラエル軍との秘密協定に基づき、軍事作戦への参加を目的に占領地に派兵しました。この協力は完全な秘密裏という形で行われたものの、現在、これらの部隊の軍籍と参戦に関する証拠資料はイラン当局の手に渡っています。

 メフル通信によりますと、ドイツが対イラン攻撃に関与したのは今回が初めてではないということです。1980年代にイラクの旧バアス党政権がイランにしかけた8年間の戦争では、ドイツは当時のイラクの旧サッダーム政権に化学兵器を提供していました。しかし、今回の戦争では、イランの反撃が激化し危険が増大したため、ドイツ軍はイスラエル占領地から撤退しています。

ドイツ憲法は議会の承認なしでの外国の戦争への軍隊派遣を禁じていますが、今回の動きが議会で承認されたか否かはまだ明らかになっていません。今回の暴露は、イスラエル占領地における安全保障危機が深刻化する中でのことです。なお、そのイスラエル占領地では2024年にスパイ活動が400%以上増加しています。

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